お腹周り 脂肪

お腹周りの脂肪だけではなく、体重を減らすダイエットなどで、よく食事制限という言葉を耳にします。でも、この食事制限ですが、よく「一食を抜きにする」というように誤解している方もいるようです。

実は、この「一食抜き」のダイエット法は、現代社会では逆効果に働いてしまうことが多いようです。

私達人間の体というのは、食べ物が入ってくると、それをエネルギーに変える働きがあります。でも、「一食抜き」のようなダイエットをすると、食べ物が入ってこない時間が長くなります。体は長い時間食べ物が入ってこないと危機感を感じ、次に入ってきたエネルギーをできるだけ体内に溜めておこうと働きます。

そのエネルギーが、つまり、脂肪です。

また、食べ物が入ってこない時間が長くなると、体の活動も減るわけですから、もちろん、内臓が働かない時間も長くなってしまいます。そうなると、基礎代謝が低下し、結果、食事の回数は減っても脂肪は減らないという体になってしまうのです。

理想的なダイエットでの食事は、1食の量を少なめにして回数を増やすこと。1日3食ではなく、1日4、5食にすると効果的です。

また、お腹周りの脂肪を解消するためには、揚げ物や脂身、洋菓子など動物性脂肪がたっぷりの食べ物を控える必要がありますが、脂肪分を控えすぎても体にはよくありません。脂肪は私達の体に必要な3大栄養素の一つ。ダイエット中はできるなら一価不飽和脂肪酸とよばれる体にいい植物性の脂肪を摂るようにしましょう。ちなみに、一価不飽和脂肪酸が多く含まれているのは、オリーブオイル、アーモンドなどのナッツ類、アボガドなです。

上手に食事制限をして、気になるお腹の周りの脂肪を解消していきましょう！